猫の通り道

家の庭は横に細長く、端から入ってリビングの前を通り、反対の端から出られるような動線があるので、猫の通り路になっています。

現在いるにゃん達は、そうやって家にやってきた子達ばかり。

1番年長のちょび。

ちょびは、やはり庭に現れて家に迎えた猫「のあ」が闘病中に、庭に現れた猫。

不安で胸が潰れそうになっていた時に、ふと視線を感じて庭に目をやった時、目が合って思わず笑わせてくれた子です。

まん丸の体と顔にちょびヒゲ、そしてビックリ目でこちら見ているちょびと目があった時、それまで不安ばかりだった心が、フワッと軽くなったのを今でも覚えています。

でもその後は姿を見せることもなかったし、あまりにも体格が良かったので、どこかのお家の猫がお散歩しに来たのかな?と思っていました。

そして闘病中だった のあ が旅立ってしまい、家には猫がいなくなりました。
実はその年は、立て続けに3匹の愛猫たちが旅立ってしまい、かなりショックの大きい一年でした。

自分の猫に対する知識の無さに、後悔する事もたくさんありました。
あの時こうしていれば、ああしていれば病気が発症しなかったかも。
もう見送るのはイヤだ。辛すぎる。。。

そう思って家族とも、生き物は責任もあるしもう家に迎えるのはやめよう。と話していました。

 

ところが約半年後、ちょびは家にいました。

 

のあが亡くなって暫く経った頃から再び庭を訪れるようになっていたちょび。
ある日を境にぷっつりと姿を見せなくなったんです。

もう来ないのだろうか?

やっぱり何処かのお家の子だったのかな?
他の猫に追われてだと、帰れなくなってるいる可能性もあるのかも。

 

そうして20日位経った頃、ちょびはひょっこり姿を現しました。

嬉しくなって声をかけようとした時、異変に気づきました。
まん丸だった体は痩せて足をひきずって、以前とは違った警戒した表情を漂わせている。

こんな状態になってもここに戻ってきた。
もうこの子を放ってはおけない。

そう決心して、保護を決めました。

保護してわかったことは、股関節を骨折しているけれどもう骨が再生されかけていること。
排便に問題がないのなら、多少曲がってはいるがこのまま骨が固まるのを待つほうが良いということ。

そして次に気にしていたウィルス検査でFIVが陽性であったこと。
のあの亡くなった原因のFeLVと並び称されるFIV(猫エイズ)に感染していることがわかったのです。
幸いまだ発症はしていないということだったので、今すぐどうこうということではなく、発症させなければ天寿をまっとうする子もいるとは知ってはいました。

けれど、このウィルスは他の猫にも感染する可能性を持っているので、怪我が治って体力も回復してももう外に戻すことはできません。

ここからちょびの家猫修行が始まるのです。

つづく

 

 

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