【猫てんかん】重責発作との闘い。すうの闘病記
すうたんの急変(肺水腫、重積発作)から二晩目。
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自宅の酸素室の準備ができて急いで病院に向かうと、今日1日すうをケアしてくださった先生と看護師さんが迎えてくれた。
もう夜9時になろうかという時間。
酸素室のすうは横たわって眠っているようでした。
痙攣は、お薬で今はおさまっているけれど、コントロールできているわけではない状態。
今夜は必ず家に連れて帰ると決めてきたけれど、正直不安もある。
でも、すうの方が何倍も不安な時間を過ごしている。
私が不安がっていては、もっとすうを不安にさせてしまうし、考えたくはないけれどもしもの時は家で一緒にいよう。と母とも話していた。
病院では、今のすうの状態の説明と、お薬、家でのケアを実践付きで丁寧に教えていただいた。
すうの小さな鼻には、細いカテーテルが胃まで入っていて、ここからお薬や栄養を摂ることができるようになっている。そのカテーテルの扱いと、誤嚥を防ぐために注意することや確認することをきいた。
今のすうには、てんかんと心臓のお薬は欠かすことのできないもの。
確実にお薬を摂ることができるカテーテルはそれこそ命綱なのだ。
このカテーテルがとても細くて、気をつけないと詰まってしまったり、外れてしまったりするそう。
先生から手順や注意事項の説明を受け、実際にお薬を自分で入れるところまでやらせていただけた。
すうはこの間、目を薄っすらあけて寝たまま体を少し動かそうとしていたけれど、頭を起こすのがやっとという状態だった。
それでも、意識が戻って反応があることがとても嬉しい。
でも帰りの車の中では眠っていてくれた方が、ストレスがかからなくていいんだけど、と話しながらすうをケージに寝かせると、ひときわしっかりとした目で私たちを見上げたすう。
「すう、頑張ったね。お家に帰るよ。」
と声をかけて、車に乗り込んだ。
退院、そして家へ帰ったすうを巡る他のにゃんの反応
車内では、すうは起きていたものの、頭を母に支えてもらいながら落ち着いて静かだった。
移動中に呼吸が苦しくなったら酸素が吸えるように色々用意はしていたけれど、結局それは使うことなく家に帰ってこられて、母共々ひと安心。
すうが帰ってきて用意した酸素室に入る時に集まってきた猫たちの反応は様々だった。
心配そうに様子を見に来る子、
遠巻きに様子をうかがっている子、
近寄ってきて匂いを嗅いだ途端、シャーッとしちゃう子(病院の匂いが原因かも)、
無関心なのか、そう振る舞っているのかいつも通りに見える子
すうのお母さん猫はなは、どうも無関心。
抱いたまますうを近づけると、すう自身より家の匂いじゃないことに違和感を感じているようで小さく唸っていた。
酸素室へ。そして続く痙攣発作と不安の闘い
酸素室に寝かせたすう。
せっかく家に帰ってきたけれど、なんだか初めて見る透明な部屋に入れられて不安だろうなと、しばらく色々と話しかけていた。
小窓から手は入れられるけれど、痙攣を誘発する場合があるのでそっと軽く撫でるだけ。
酸素室の酸素濃度は30%前後。(外気の酸素濃度は21%)
酸素室は、人の目が届くようにリビングに置いた。すうの状態をいつでも確認できるように。
しばらくは静かに眠っていたすう。
でもほどなく、痙攣発作が頻発するようになってしまった。
手足の収縮、硬直、痙攣、
時には、身体をのけぞらせて硬直し、不自然に絞られているような姿勢になってしまい、このまま身体がちぎれてしまうんじゃないかと自分の身を固くするほど痛々しかった。
人のてんかんでは、発作時は本人の意識がなく、発作がおさまっても記憶がないし苦しくはないなどと言われるけれど、身体に起こるダメージや脳に起こるダメージはあるわけで、気が気ではなかった。
本当にちょっとした刺激で痙攣発作につながるので、うかつに触れることもできない状態だった。
とにかく痙攣を止めるために座薬を入れても、あまり効果という効果は感じず、痙攣の度にこのまま呼吸が止まってしまうのではないかと怖かった。
もう覚悟を決めないといけないのかもしれない。
本当にそう思って、状況だけは話していた家族まで呼んで、みんなでありったけの大好きの気持ちを伝えた。
それから朝まで、ずっと側ですうを見守りながら、利尿剤が入っているので脱水しないように水分をカテーテルから入れることだけが私にできることだった。
すごく長く感じた一夜だった。
ひと山越えたかも?
ふと窓に目をやると、外が明るくなってきていた。
すると、すうは意識があるのかないのかわからない状態から身体をモゾモゾと動かして、少しだけ身体を移動させたかと思うとオシッコをした。そして小さなウンチも。
助かった!
そんな気がした。
その後、意識が少しはっきりしてきてヨーグルトを自分で舐めたのには驚いてしまった。
普段から食べ物にはものすごく貪欲で、突進していくくらいだったすう。
食べる気はマンマンなのだ。
それは、すうの生きることへの執念にも感じた。
ペースト状のごはんを5ミリ大くらいの小さなお団子にして口元に持っていくと、凄い勢いで舌を動かそうとする。
けれど、舌の動きは自分でもコントロールできていないようで、なかなか喉の奥にごはんを運ぶことができず、そうこうしている内に疲れてしまっていた。
痙攣発作は相変わらず、1,2時間おき位に起こしている。
何とか止めてあげられないか病院に電話をして先生に相談すると、今、座薬で入れているお薬(ダイアップ)を内服で入れることになった。
このお薬は、副作用が強くでてしまう猫がいるので、猫には慎重に与える必要があるそうだったが、すうは今まで使ってみてその兆候は見られないので大丈夫だろうということからの判断だった。
急遽、病院へお薬をとりにうかがった。
痙攣がおさまった?熟睡のすう
午後3時過ぎ、カテーテルから流動食を少し入れると、お腹にごはんが入って安心したのか?ぐっすりと眠り始めたすう。
今まで頻発していた痙攣がおさまったかのように静まり、熟睡しているよう。
出たままの舌は乾いてしまってカピカピで、舌先が黒っぽくなってしまって痛々しい。
ここ3日間、眠っているようで眠れていなかったんだろうね。と母と話しながら、水分をカテーテルから入れる以外、できるだけそっとしておいてあげることにした。
お薬の時間が過ぎても、まだよく眠っているすう。
午後9時になり、さすがにこれ以上てんかんのお薬を伸ばすのは怖くなって、すうを起こそうと声をかけた。
反応がない!!
名前を呼びながら撫でてみても、全く起きる気配がない。
爆睡??
もしかして意識のない昏睡状態?。。。という不安がよぎった。
そして意識のないまま日を跨いで7月31日の午前1時。
ふと、やはり意識不明の状態になってしまった「のあ」の時のことを思いだして、手元にあったレスキューレメディーを舌に垂らしてみた。
すると、カピカピになってしまっていた舌を動かして、ふっと意識を取り戻したすう。
「のあ」の時も同じだった。
あの時も、「のあ」はそれから復活して、一時的ではあったけれど穏やかな時間を取り戻したのだった。
少し希望が持てた一瞬だった。
続きます。
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